長く使用してきた畳は、色あせが目立ってきたり、傷みが激しくなってきたりと、不具合が感じられやすくなります。
そのさいに気になるのが、交換に必要になる費用をだれが負担するのかということです。
ここでは、賃貸物件においての交換の相場などについてご紹介します。
賃貸物件での畳の交換にかかる費用の負担について
普通に使っていても、畳は劣化が気になってきます。
このような場合、いくつかの対応策があり、それぞれに特徴があります。
一つは、「表替え」と呼ばれているもので、よく見られる対応策の一つです。
これは、畳の表部分のみを新しくする方法です。
ほかにも、「裏返し」することで対応することもできますし、そのものを新しくする方法もあります。
気になる交換にかかる費用の負担についてですが、こちらはどんな契約内容になっているかによって異なってきます。
契約書に借主が負担する旨が記載されている場合は、賃貸物件を借りている人が費用を負担しなければなりません。
また、自分の不注意で畳を傷めてしまった場合なども、借主が費用を出すことになる場合が多いようです。
契約書中に、そういったことが記載されていない場合は、貸主がその費用を出すことになりますので、まずはもう一度賃貸契約書を確認してみましょう。
賃貸物件での畳の交換にかかる費用の相場とは
賃貸物件での畳の交換にかかる費用は、どのような方法でおこなうかによって金額が違ってきます。
畳そのものを交換する場合は、どうしても費用が高くなってしまいます。
相場としては、一般的に一枚あたり13,000円くらいになると考えていてください。
表替えの場合は、一枚あたり5,000円くらいが相場になっていますし、裏返しであれば比較的安く一枚あたり4,000円くらい必要になります。
畳も、他の設備などと同じように、いわゆる寿命のようなものもあり、永久に使用できるものではありません。
一般的に、12、3年くらいが寿命になりますので、知識として覚えておくことをおすすめします。
できれば、良い状態で長く使いたいとお考えになる方が多いと思いますが、そのためには、日頃からこまめに掃除をおこない、傷みを抑える努力も必要です。
畳の目にそってほうきや掃除機をかけるようにして、綺麗を保つ工夫をしましょう。